今回はイタリアのストリートフード、ピアディーナの楽しい食べ方をご紹介します。
ピアディーナはロマーニャ地方*の名物で、トルティーヤに似た薄い生地にハムやチーズなどの具をはさんで食べるお手軽料理。
*ロマーニャ地方は、ボローニャのあるエミリア・ロマーニャ州の東側、アドリア海に面した地方です。
ロマーニャ地方の名物ではありますが、イタリア全土で食べられています。
ピアディーナの生地と具の食材を買ってくるだけで簡単にできるピアディーナは、わが家の「今日は簡単にすませたいな」という時のお助けメニューのひとつ。
具をはさんで2つ折りにして食べるのが一般的なスタイルですが、わが家では気分次第でオープンスタイルや手巻きスタイルで楽しんでいます。
それでは、ピアディーナの基本の食べ方と2つのアレンジスタイル、あわせて3通りの食べ方をご紹介していきますね。
ピアディーナの食べ方①基本のサンドスタイル

ピアディーナの基本のスタイルは、具をはさんで二つ折りにしたサンドタイプ。
お店でもこのスタイルが一般的です。
ピアディーナにはさむ具は、生ハム、サラミ、チーズ、野菜、シーフードなど何でもOK!
王道の組み合わせは、
- プロシュート(prosciutto crudo)
- スクアックローネ(squacquerone)
- ルッコラ(rucola)
*スクアックローネはロマーニャ地方のフレッシュチーズ。
スクアックローネの代わりに他のフレッシュチーズを使ったり、プロシュートをスペックという別の生ハムに変えたりしたりしても美味しいです!
基本のピアディーナの材料と作り方
せっかくなので基本のピアディーナの作り方をご紹介します。
材料はこちら。王道のスタイルで作ります。

- ピアディーナ
- プロシュート(prosciutto crudo)
- スクアックローネ(squacquerone)
- ルッコラ(rucola)
*生地はスーパーに売っている温めるだけのものです。
作り方はというと、ほんとに簡単。
- ピアディーナの生地をフライパンで軽く温める
- 生地の半分に具をのせる
- 2つに折りたたむ

上の写真は、チーズ、生ハム、ルッコラの順番でのせています。
ルッコラは多すぎるかな?というくらい入れると美味しいですよ。
これを2つに折ってたたんで、出来上がり。
このままかぶりついてもいいんですが、大きくて食べづらいので、いつも2つにカットして食べています。
トロ~リと溶けたチーズがたまりません!
ピアディーナの食べ方②おつまみに!オープンスタイル

アペリティーボのおつまみや前菜にぴったりなのが、オープンスタイルのピアディーナ。
ちょっとしたおつまみや軽く食べたいときに、よくやります。
作り方はやっぱり簡単!
軽く温めた生地を4つにカットして、好きな生地を乗せるだけ。
写真の具は、
- ベビーリーフ
- カッテージチーズ
- アンチョビ
- ミニトマト
です。(アンチョビに塩気があるので調味料は使っていません。)
このときは、コショウや唐辛子を少し加えて食べました。
4つの生地に同じ具をのせてもいいし、別々の具をのせてもいいし、アレンジ自由自在です。
見た目もおしゃれなので、おうち飲みの気分も上がります★
ピアディーナの食べ方③手巻きスタイル

オープンスタイルのピアディーナと似た手巻きスタイル。
こちらは前菜やおつまみというより、
- 今日はピアディーナ!
- でもいつもと違うスタイルで食べたい!
という時に作っています。
作り方はやっぱり簡単!
- ピアディーナを軽く温めて4等分する
- 好みの具をテーブルの真ん中に並べる
- 各自好きなものを乗せながら食べる
手巻き寿司パーティーのイメージです。
各自、好きな具をのせて、巻いたり二つ折りにしたり、好きなスタイルで楽しく食べます。
基本のスタイルだと1枚のピアディーナで1種類しか食べられませんが、このスタイルなら1枚のピアディーナでいろんな味が楽しめるのがいいところです。
パーティーやおうち飲みにもぴったりのスタイルです。
おうちで楽しめる!ピアディーナ
ピアディーナは、手軽でカジュアルなお料理。
ピアディーナ生地と好みの具材を買ってくるだけで、手軽にできるのがうれしいです。
おうち時間が増えた今、オープンスタイルや手巻きスタイルのピアディーナにすると、ちょっとした気分転換にもなるので助かっています。
パーティーのおつまみや前菜などにも、オススメ。
本格的にピアディーナを楽しみたい方は生地から作ってみてください。(ネットにいろいろレシピが載っています!)
ピアディーナ生地が手に入らなければ、トルティーヤ生地を代用するのもいいですね。
簡単で、楽しくて、美味しいので、ぜひお試しください★