ナスを使ったシンプルなイタリア料理、ナスのフンゲット(Melanzane al funghetto)をご紹介します。
フンゲットとは小さなきのこという意味。
直訳すると「ナスのきのこ風」という名前の料理ですが、きのこは使われていません。
ナスを小さく切って、きのこに見立てて調理したものなんです。
ちなみに、ナスのフンゲットというと、南イタリア、ナポリ地方の料理としてよく知られています。
ところが、わたしの住んでいる北イタリアのヴェネト州では、ナポリ地方のものとは違う料理になります。
どんな料理かというと、簡単に言うとナスのにんにく炒め。
このヴェネト州のナスのフンゲット、一般的にはフライパンで作るのですが、ストウブ鍋を使うと簡単に美味しくできちゃうんです。
(もちろん、フライパンでも美味しくできます。)
それでは、ヴェネト州のナスのフンゲットの簡単な作り方をご紹介していきます!
*今回使用したストウブ鍋は、ピコ・ココット ラウンド(以下、ラウンド)20cm です。
ナスのフンゲットの材料(ストウブ・ラウンド20cm使用)
- なす・・・2つ(600g)
- にんにく・・・1かけ
- オリーブオイル・・・適量
- 塩・・・適量
- パセリ・・・適量
今回は大きめのナスを2つ(約600g)使いました。
鍋に入る量を目安に作ってみてください。
ナスのフンゲットの作り方(ストウブ・ラウンド20cm使用)
①下準備
- ナスを小さく切る(すべての面に皮がついているように)
- カットしたナスに塩を振り、5分~10分ほど置き、出てきた水分をよくふき取る
- にんにくは粗めのみじん切りにする
- パセリは細かく刻む
②ストウブにオリーブオイルとにんにくを入れる
- 鍋底いっぱいに薄く広がる程度にオリーブオイルを入れ、にんにくを加える(火はつけない)
にんにくの匂いが気になる方は、みじん切りにせず包丁の腹でにんにくを軽くつぶして入れ、途中でにんにくを取り出してください。
③ナスを加えて弱火で加熱する
- ナスをストウブ鍋に入れ塩を入れ(小さじ1弱)、ざっくり混ぜる
- フタをして弱火で15分加熱する
- 15分ほど加熱したら、フタをとってざっくり混ぜる
- ここで味見をして、塩味が足りないようなら塩を加える
④できあがり!
- 火を止めて再びフタをして15分ほどなじませる
- パセリを散らして出来上がり!
ストウブで作れば簡単!ヴェネツィア地方のナスのフンゲット
シンプルなヴェネト州のナスのフンゲット。
フライパンで作る場合は、ナスが崩れないように弱火でじっくり炒めて作ります。
時間がかかるし、ナスが崩れないようにするのが大変なのですが、ストウブを使えば簡単にできちゃいます。
フタをして放置するだけでじっくり蒸し炒めができるので、ナスが崩れす心配がありません。
ところで、ナスのフンゲットとは「ナスのきのこ風」という意味ですが、きのこに見えるでしょうか?
きのこに見えなくても大丈夫!
お友達に聞いたところ、「ナスがきのこに見えるから」という説と、「きのこを調理するのと同じように作るから」という説があるそうです。
ナスを塩とにんにくでじっくり炒めたシンプルなナスのフンゲットは、付け合わせにぴったり。
シンプルで美味しいナスのフンゲット、ぜひお試しください★
今回使用したストウブ鍋はこちら(色違い)です。