イタリアの春野菜のひとつ、アスパラガス。
わたしが住んでいる北イタリアのヴェネト州はアスパラガスの栽培が盛んな地域で、グリーンアスパラ、ホワイトアスパラ、どちらもとっても美味しい。
グリーンもホワイトも、アスパラを茹でてゆで卵と一緒に食べるのが定番。
半熟に焼いた目玉焼きと一緒に食べても美味しいです。
それでは、今年食べたアスパラガスの写真とともに、アスパラと卵を合わせた料理をご紹介します。
ホワイトアスパラガスとゆで卵

「ホワイトアスパラガスとゆで卵」という王道の組み合わせ。
ホワイトアスパラガスは柔らかめに茹で、ゆで卵はかために作ることが多いです。
茹でたアスパラガスとゆで卵をお皿にドーンと盛り付けて、各自でお皿に取って好みの味付けにして食べます。

マヨネーズをかける人もいますが、わたしはオリーブオイルと塩こしょうで食べるの好き。
新鮮なホワイトアスパラガスは甘くてジューシーで美味しいので、シンプルにいただくのが一番美味しい気がします。
もちろん、グリーンアスパラとゆで卵の組み合わせも美味しいです。

ホワイトアスパラガスのゆで卵ソース

茹でたホワイトアスパラガスにゆで卵で作ったソースをかける食べ方。
アスパラのヴェネト風とか、バッサーノ風とか呼ばれたりします。
以前レシピをご紹介しているので、こちらをご参照ください。
【アスパラガスのゆで卵ソース】アスパラとゆで卵で作る簡単イタリアン
家庭では、ソースを別に作るのではなく、各自お皿で卵をくずして、オリーブオイルとお酢、塩、こしょうで好みの味付けにして食べることが多いです。
はじめてイタリアの家庭でホワイトアスパラとゆで卵をいただいたとき、みんながお皿の上でゆで卵をフォークでつぶし始めてびっくりしました!
アスパラガスと目玉焼き

ビスマルク風と呼ばれることもある「アスパラガスと目玉焼き」の組み合わせも美味しいです。
茹でたアスパラガスに目玉焼きを乗せて塩こしょうをかけるだけ。
チーズを削りかけても美味しいです。
ヴェネト州のホワイトアスパラガス
アスパラガスの栽培が盛んな北イタリアのヴェネト州では、ホワイトアスパラガス、グリーンアスパラガスともに各地で栽培されています。
特に、DOPやIGPに認定されている以下の産地のホワイトアスパラガスが有名。
- バッサーノ デル グラッパ(Bassano del Grappa)
- チマドルモ(Cimadolmo)
- バドエーレ(Badoere)
バッサーノ産ホワイトアスパラガス(DOP)

チマドルモ産ホワイトアスパラガス(IGP)

バドエーレ産ホワイトアスパラガス(IGP)

イタリアのアスパラガスの買い方

イタリアでは、ホワイトアスパラもグリーンアスパラも、上の写真のように束になって売られていることがほとんどです。
500gくらいの小さめの束もありますが、だいたい1キロ前後のものが多いです。
束になっていないものは好きな本数だけ買うことができますが、束になっているものは一束そのまま購入します。
どちらも量り売りで、売り場では、キロ単位のお値段が表示されています。
お値段は、産地や等級によってさまざま。
今年購入したDOPやIGPのものは、1キロ当たり10ユーロ~15ユーロでした。
ホワイトアスパラガスの収穫後の作業風景をこちらの記事でご紹介していますので、よかったらご覧ください。
【アスパラガスのゆで卵ソース】アスパラとゆで卵で作る簡単イタリアン
アスパラガスのゆで方とアスパラの出汁
ホワイトアスパラは根元のかたい部分を切り落とし、硬い部分の皮をむいて茹でます。
アスパラを茹でる専用の鍋を使えば、アスパラを立てた状態で茹でることができます。
もちろん、専用の鍋がなくても大丈夫。
わが家では、フライパンに並べて、少量の水で蒸し茹でのように調理することが多いです。
アスパラのゆで汁は旨味がたっぷり詰まっているので、スープや料理に使うと美味しいですよ。
アスパラの皮と根元の部分は捨てずにベジブロスに。
【野菜だし(ベジブロス)】野菜くずで作る栄養たっぷり!美味しい野菜だし
アスパラの皮や根元を入れると野菜だしの旨味がUPしてとっても美味しいです!
アスパラガスと卵は最高のコンビ!

イタリアのわが家風のアスパラガスの食べ方をご紹介しました。
特に、アスパラガスとゆで卵の組み合わせは最高です!
グリーンアスパラでもホワイトアスパラでも美味しいので、ぜひお試しください★