美味しいパン屋さんが近くになくて始めたパン作り。
いろいろ試してみたけど、よく焼くのは簡単で美味しい「こねないパン」。
材料や温度などを変えながら試行錯誤を重ねて、好みのレシピにたどり着きました。
粉の配合や加水率を変えながら、毎週のように焼いています。
このこねないパンを焼くときにストウブを使うと、窯焼きパンのように香ばしく、さらに美味しく焼きあがります。
今回は、基本のレシピをご紹介したいと思います。
それでは、さっそく作り方をみていきましょう。
*今回使用したストウブ鍋は、ピコ・ココット ラウンド(以下、ラウンド)20cmです。
【ストウブで焼く!こねないパン】の材料と道具
材料(ラウンド20cm使用)
- 強力粉・・・250g
- 薄力粉・・・50g
- 塩・・・5g
- ドライイースト・・・1g
- 水・・・240cc
材料は4つだけ!とってもシンプルです!
*イタリアでは強力粉→Farina0(マニトバ)、薄力粉→Farina00を使っています。
ラウンド20㎝を使う場合、小麦粉400gでも焼けますが、300gの方がきれいな丸い形に焼きあがります。
使う道具
- ストウブ ラウンド20cm
- ボウル
- スパチュラ(シリコン製のへら)
- クッキングシート
- ラップ
パン作り用の特別な道具は使用していません。
本当はカード(スケッパー?)が欲しいんですが、なかなか見つからないので、いつもスパチュラで混ぜています。
【ストウブで焼く!こねないパン】の作り方(ラウンド20cm使用)
作り方
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ボウルに強力粉、塩、ドライイーストを入れ、スパチュラでさっと混ぜる
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水(常温)を加え、軽く混ぜ合わせる
*しっかり混ぜる必要はなく、全体的に粉と水分がなじめばOK -
ラップをして、室温(18℃から22℃くらい)で1~2時間、冷蔵庫で12~18時間、一次発酵
発酵時間は使用するイーストの種類や、その時の温度などで変わりますが、生地が2倍くらいになったらOK。
*冷蔵庫で16時間経過後、いい感じに発酵してます!
*冷蔵庫から出したときに十分に発酵できてない場合は、室温に置いてだいたい2倍になるまで発酵させてください。
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粉をふった台に生地を取り出す
*生地のまわりに粉をふってからスパチュラで一周し、ボウルをひっくり返すのがコツです! -
四角く伸ばし、四方の角を真ん中に寄せるイメージでたたんでまとめる
*生地が柔らかくて扱いにくいので、粉をふりながらまとめます
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クッキングシートを敷いたボウルにとじ目を下にした生地を入れ、ラップをして1時間から2時間休ませる(二次発酵)
*形は気にしなくても大丈夫です!
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二次発酵が終わる30分ほど前にオーブンを250℃に予熱し始めます
*このとき、フタをしたストウブ鍋もオーブンに入れておきます
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二次発酵が終了したら、生地をクッキングシートごとストウブに移し、フタをして240℃で20分焼く
*ストウブが熱くなっているので、やけどに注意! -
フタを取って230℃で5~10分焼く(焼き色がつくまで)
*時間は焼き加減を見ながら調整してください -
ストウブから出して、粗熱を取る
ポイント
ストウブを予熱しなくても焼けますが、パリッと感が少なく、少し弱々しいパンになります。
使用するオーブンによって温度や焼き時間が異なるので、何回か焼いて調整してみてください。
今回使用した鍋!ストウブ ピコ ココット ラウンド
ラウンドの20cmで、小麦粉300gを使用したパンを焼いています。
小麦粉400gでも焼けますが、300gの方がきれいな形に焼ける気がします。
ちなみに、400gで焼くとこんな感じ。
フタの高さがあるのでフタにはくっつきませんが、鍋ギリギリです。
ストウブで作るこねないパン!焼き上がりは?
ストウブで焼いたこねないパン、気になる焼き上がりです。
エッジが立ってカリッと焼けています。(エッジが立たないときもあります。)
気泡もいい感じ!
パリッと香ばしく、窯焼きパンのように力強いパンが焼けます。
パン生地はもちもちと弾力があり、濃厚な味です。
ストウブでフタをして密封状態で焼くと、スチームオーブンで焼いたときのような効果が得られます。
外はパリッと、中はモチモチ!
まるでパン屋さんのパンみたいです。
ストウブでこねないパンを焼いてみた感想
ストウブを使ってオーバーナイト発酵で焼くこねないパン。
時間をかけて発酵させるので次の日もモチモチしたパンが楽しめます。
こねないどころか、サクッと混ぜるだけで終了。
パン作り初心者でも簡単に美味しいパンができるのでオススメです。
- 時間とオーブン対応の鍋があれば簡単にできる
- 材料は小麦粉、塩、イースト、水の4つだけ
- 香ばしくて力強い、旨みのあるパンが焼きあがる
簡単な材料で本格的な味のパンができますが、デメリットもあります。
- 加水率が高いので生地が扱いにくい
- オーブンから鍋を出し入れする時、ストウブが熱い
- 発酵時間が長い
とはいえ、時間と注意力があれば簡単にできるので、気に入っています。
オーバーナイト発酵のこねないパン。
ストウブを使って焼くと、本格的なパンが焼けます。
食感に差は出ますが、ストウブを使わなくても美味しく焼くことができます。
発酵時間は長いですが、ビックリするほど簡単でモチモチのパンが焼けるのでぜひお試しください★